クロスカントリースキーを市民のスポーツに!

クロスカントリースキーを市民のスポーツに!

さっぽろスノースポーツフェスタ2020

さっぽろ雪まつりの後はクロスカントリーだ!!

2月16日(日)、大通公園6丁目から9丁目までがクロスカントリースキーの大会会場になり、ジュニアとパラアスリートの大会が開催されました。

この企画は、札幌市が本年初めて試験的に実施し、今後は世界大会規模のクロスカントリー大会を招致する事業に発展させる目的で開催されました。

11日に閉幕した「さっぽろ雪まつり」の雪像に使った雪を再利用するというところも目玉で、雪まつりで見て楽しんだ後は、スキーで楽しむことができるという、今までにない取り組みです。

これまで、クロスカントリースキーの大会は、主に白旗山などの山奥で開催されることがほとんどでしたので、都心で開催することにより、多くの市民にアスリートのスピード感を味わってもらうことが出来る様になります。

クロスカントリースキーは気軽に公園などで運動することができ、服装なども普段のジャンバーと手袋で始められるスポーツです。山に行ってリフト券を買う必要もないので、用具さえ揃ってしまえば誰でも続けられるところも魅力です。冬の運動不足解消や、健康のためにも市民の皆さんにぜひチャレンジしてほしいです。

会場にはクロスカントリーのほか、スキーやスノーボード、スノーシューの体験ができるブースがあり、これから初めてウインタースポーツをするお子さんに体験させるために来場した親子の姿も多く見られました。

休憩所ではスノーボード体験を終えた男の子の兄弟が居て、「どうだった?」と聞いてみたところ「もっとやりたい」との返事。幼稚園ではスキーなので、今回はボードは初めてのようでした。幼少時、最初から用具を購入するのは大変ですが、こうした体験できるイベントは小さなお子さんのいるご家庭には嬉しい取り組みです。子育てがしやすい街としては、お母さんが地下鉄でお子さんを連れ、ウインタースポーツが出来るようにしたいと思いました。

さて、クロスカントリースキー体験のもう一つの目玉は、オリンピアンと一緒に汗を流せるという貴重な体験。スキージャンプの原田雅彦さんや阿部雅司さんと共にコースを滑り、声をかけてもらったり、教えてもらったり、転んだら起こしてもらったりと豪華な空間も札幌ならでは。

オリンピアンと一緒に過ごした空間は、きっと市民の心に残り、2030年のさっぽろ冬季オリンピックパラリンピックの招致の機運醸成に繋がるのではないでしょうか。

札幌市では中島公園と前田森林公園で3月末まで(←?)クロスカントリスキーコースを用意しています。200円で靴とスキー、ストックのレンタルもあります。雪解けを待つ間、ぜひクロスカントリースキーに触れて、来年はぜひ大通り公園で駆け抜けましょう。