給食のフードロスについて

おはようございます
あおいひろみです

最近Twitterで気になる投稿を見ました
中学生の投稿で、フードロスフードロスと言っているのに、給食の牛乳の残飯が多くてどうにかならないんだろうかと。

確かに私が中学校の栄養士をしていた時も、米飯給食に牛乳が合わなくて、飲めない生徒や飲みたくない生徒が多くいました。

昔は家に持ち帰れましたが、衛生面から今は飲まなければ口を開けて食缶にジャーっと入れて給食室に返します。

その後は(私の居た自治体はですが)ざるにその残飯をあけて、ザルに残った残飯が廃棄量として計算されるのですが、牛乳は液体なので残りません。計算としては「飲んだ」事になるのです。

学校の栄養士さんは栄養所要量をもとに、何をどれだけ食べさせるという計算をして献立を考えて発注します。昔っからほぼ変わらない、牛乳200ccで「満たされた」給食を組み立てるのです。

今、今後の食糧事情を考えるフードロス対策は必須です。しかし、昔から変わらぬ栄養所要量で「何をどれだけ、食べなきゃイケナイ」風潮を変えられなければ、劇的にフードロスを成功させる事は出来ないでしょう。

これは、あくまでも私が個人的に思う事で、市が思う事ではありません。

でも、中学生は気づいています。
「飲んだ」事になっていて、「廃棄」されている食糧を見て見ぬふりをする大人の事情に気づいています。
大人より、子どものほうが環境問題に真剣かもしれません。