市長と語ろう敬老パス
本日、市民公開講座「市長と語ろう敬老パス」に出席しました。このイベントには約200名の市民の皆さまが参加され、幅広い年代の方々に呼びかけたものの、特に高齢者の方々の関心が高い内容となりました。
まず、市の職員より、敬老パス制度の現状と今後の見通しについて説明がありました。全国的に高齢者人口が増加する中、現行制度を維持することは難しく、若者世代の負担軽減を目指した以下の提案が示されました。
1. 対象年齢を70歳から75歳に引き上げる
2. 負担率を50%に引き上げる
3. チャージ上限額を7万円から4万円に下げる
これに対し、会場の市民からはさまざまな意見が寄せられました。特に高齢者の方々からは、
• 「ボランティア活動に行けなくなってしまう」
• 「アプリはよくわからない」
• 「7万円でも足りないので、上限額は引き下げないでほしい」
といった声が上がりました。また、少数ではありましたが、20代の若者からは、
• 「自分も生活が厳しいのに、税金が高齢者の交通費に使われることは見直してほしい」
という意見も出されました。
これらを受け、市長は以下のように回答しました。
• ボランティアに参加される方々のための新たな支援策を検討する
• アプリを使わなくても敬老パスは利用できるので安心してほしい
• 若者世代の負担軽減についても引き続き配慮していく
さらに、コメンテーターからは「権利の見直しには丁寧な説明が必要」とのアドバイスがありました。
今回の意見交換会では、市長自らが登壇し、参加者一人ひとりの声に耳を傾ける姿勢が印象的でした。市民の皆さまの多様な意見を伺うことで、私自身も多くの学びがありました。
多様な立場や意見がある中で、どちらか一方に偏ることなく、政治家として丁寧に制度を進めていく重要性を改めて感じています。皆さまと共に、より良い札幌市を目指して努力してまいります。
引き続き、ご意見やご要望をお聞かせいただければ幸いです。